小ネタなど

雑筆・片喰と黄金

10巻発売しました。お手に取ってくださりありがとうございます!
以下収まらなかったネタなど。10巻のネタバレを含みます。

『あのビン』
黄金を発見するエズメ
マイルス「お!エズメもついに見つけたか!」
アメリア「おめでとうございます!」
発見した粒を小瓶に仕舞うエズメ「最初の一粒ってことで記念に取っておきたくて。兄弟に見せたいし」
マイルス「おーいいじゃん」
アメリア「…」
これまで取れた黄金はひとまとめにしておりもうどれが最初の一粒か分からなくなっている。
そして1866年。遊びに来たイリルが瓶に入った黄金を発見。
「これってアメリアたちが初めて見つけた金の粒?」
アメリア「いいえ、見つけた金の中で気に入った形の粒をそれぞれ選んだものですね」
イリル「何で?」

後日譚に一瞬描いたなにか入った瓶の話。説明しなければあの絵では金であることすらわからないよ。

エズメたちは冒険を終え実家に戻って父親に大いに怒られますが、母親は「なんかスッキリ」しています。
時代的に父親の決断は絶対なので、母親もイギリスでの生活や交友関係を全て捨てアメリカへ渡らざるを得ませんでした。
それでもそれなりに自分を納得させつつ新しい土地で前向きに頑張っていたと思います。
そんな中、自分と同じようにイギリスでの生活を捨てざるを得なかった息子たちによって父親が痛い目を見たので、スカッとしちゃったんだと思います。
くわえて息子たちもなんだか逞しくなってるし。

グレートソルトレイク砂漠らへん、カイル・ダラ視点
新規お断りを叫んでいる

カバー折り返しの灰色の絵は、後日譚の中でイザヤが撮っていたものです。
この時代の写真は左右反転するということをすっかり忘れて普通に描いて入稿してしまったので、デザイナーさんに反転してもらいました…
飛び乗ろうとしているのはトサではありません。当時の猫は現代より寿命が短いと思いますので、1860年ではさすがにもう死んでしまっているでしょう。それでも平均よりは長生きしてそうな猫です。

北野

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